いざ京都への本2冊読了
すでに当ブログで紹介の京都本を2冊読み終えました。1冊は川口葉子さんの『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社 黄金文庫)。もう1冊は木村衣有子さんの『京都のこころAtoZ―舞姑さんから喫茶店まで 』(ポプラ文庫)です。
川口さんの本はわかりやすい文章で、掲載されている写真が上手く、全体的に見せる、読ませる1冊になっています。読み始めたら、一気に読み終えてしまいました。
もう1冊の木村さんの本も文章も写真もレイアウトもよく、読んだ後に京都への思いがさっぱりとした後味として残ります。これは木村さんの実感的京都案内です。
この2冊を読んで、時間とお金があれば、すぐに東京駅に向かい、新幹線に乗り込んで、京都に向かいたい。そういう気持ちになってしまうのが、この2冊の魅力であり、京都自体の魅力なのでしょう。
木村さんの本のなかに、<「恵文社一乗寺店」の本棚>という頁があります。そこには、木村さんが店長の堀部篤史さんと一緒にアルバイトしていたこと。また、同じ大学で、学年はふたつちがうと書いています。
京都に行けば、本好きは必ず行くといわれる「恵文社一乗寺店」。この書店はいい品揃えだけでなく、いい人材も輩出しているのです。
また、木村さんが堀部さんに「デザインにまつわるものを何冊か挙げてみて欲しい」とお願いすると、取り出したのが次の3冊。
それに加えて、<和田誠の人柄と趣味人ぶりがあらわれた文章が読める『いつか聴いた歌』『銀座界隈ドキドキの日々』もおすすめとのこと>。私もこの2冊は◎です。
次に読もうと思っているのが、矢部智子他『ブックカフェものがたり』(幻戯書房)です。