ブログの記事が消えた!?

昨日のブログを書いていて、一日早いブログであることに気づきました。これはいけないと、記事の移動をしました。その際、不注意にも、書いた記事を消てしまいました。

まさに、後の祭り。パソコンはこれが怖いのです。一旦書いたものが、瞬時に消えてしまうということ。システムとは違い、簡単に復元できるわけではありません。

記事は<『sumus』まるごと一冊晶文社特集>について。消えたものをそのまま復元できるわけはないのですが、やってみようか、という気持になっています。あの時、移動の間違えさえなかったら、と悔やんでいます。

ということで、復元作業に入ります。

sumus』13号の特集は「まるごと一冊晶文社」です。昨年からいろいろなことがありました。昨年のことついては触れたくありませんが、かといって、まったく無視もできない心境です。

晶文社にはたいへんお世話になっています。古本屋をやるようになったときも晶文社の本をまず先に扱いました。一箱古本市でも、晶文社の本をまとめて30冊ぐらいを並べたことがありました。

その時に挨拶に来られたのが、晶文社の営業部の方。名前は失念してしまいましたが、丁重に挨拶され恐縮してしまいました。在庫僅少ですが、四谷書房のHPでも晶文社の本を掲載しています。

例えば、営業部が作っていた「スクラップ通信」は力が入っていました。それも『sumus』の特集で取り上げられるようなので愉しみです。昨年のことは不問にして、いい出版社だったとだけ書いておきます。

かつての晶文社を振り返る意味で、この『sumus』<まるごと一冊晶文社>の特集に大いに期待しています。詳細は「sumus13 ゲラ」をお読み下さい。

ロンドンで本を読む  最高の書評による読書案内 (知恵の森文庫)


今朝、携帯本( 山本茂『本の愉悦』)を持っていくのを忘れてしまいました。読む本がないことほど、心細いことはありません。ここが本好きの弱点。

そこで、近くのBに立ち寄り、携帯本の代わりを探しました。見つけたのは掲載の本、丸谷才一編『ロンドンで本を読む』(知恵の森文庫)です。

これでひと安心と、丸谷さんの「イギリス書評の藝と風格について」を読み始めました。書評についての次の箇所には、批評の本質について書いてありました。

<しかし紹介とか評価とかよりももっと次元の高い機能もある。それは対象である新刊本をきつかけにして見識と趣味を披露し、知性を刺戟し、あわよくば生きる力を更新することである。つまり、批評性。読者は、究極的にはその有無によってこの書評者が信頼できるかどうかを判断する。>