北大路魯山人著『春夏秋冬 料理王国』

黒岩比佐子さんの「古書の森日記 by Hisako」がゆっくり再開しています。黒岩さんの体調もあり、あまりムリせずブログを書き続けてほしいと思います。

同ブログで今回取り上げている文庫が北大路魯山人著『春夏秋冬 料理王国』(中公文庫)です。同じ文庫が当月ちくま文庫でも出るといいます。早速両文庫をチェックしました。同月、同じ文庫が2冊出るということは珍しいことです。

このブログに端を発し、晩鮭亭さんが「晩鮭亭日常」でこのことを取り上げ、それをまた当ブログが取り上げ、文庫の紹介リレーが続きます。さらにまた、関心がつながります。

あの人が書いている、あの人が読んでいる、あの人が買っている、ということが「関心」から「購入」へ「読書」へと人を動かします。たとえば「はてなキーワード」はそのキーワードを含むブログの一覧が見れ便利です。

さて、同じ文庫を2冊買う酔狂な人はいないと思いますが、さてどちらを買いましょうか。となると、やはり黒岩さんが解説を書いている前者ということになります。

料理王国―春夏秋冬 (中公文庫)       春夏秋冬 料理王国 (ちくま文庫)



[追記]
topics/注目の新刊」を見ていると、黒岩さんの新刊を発見しました。4月の新刊で、『古書の森逍遥』が出版されます。愉しみ!です。そこには次のコメントが添えられていました。

<「食道楽」 の人 村井弦斎』 でサントリー学芸賞を受賞した著者が、明治・大正の美麗な古書との出会いを綴ったエッセイ集です。>