不良少女と合掌

ブログ「百年の日々」の10/20の記事を読んでいて、この一冊に興味を持ちました。二、三のブログでの取り上げていました。社会(世間)の視点から見るのでなく、不良少女の視点から見直すという、そんな一冊でしょうか。

<『明治 大正 昭和 不良少女伝−莫連女と少女ギャング団』平山亜佐子を読む。「歴史」からこぼれ落ちていく「不良少女」たちを丁寧に新聞等から拾い上げている。思ってもみなかった当時の風俗や世相、時代精神がわかってきて興味深い。フェミニズムという意識以前の時代の話。けっこうマッチョな事件が盛りだくさん。>

この記事を読んで思い出したのが原笙子さんの『不良少女とよばれて』(ちくま文庫)でした。そうした人たちが何を考え、行動し、何をしようとしていたのか。それを知ることができる本のようです。

まずはマークを。

明治 大正 昭和 不良少女伝---莫連女と少女ギャング団



1/20の「黌門客」を読んでいて、まったく気づかなかった記事を見つけ、少々唖然としています。それは双葉十三郎さんが亡くなっていたことです。

双葉十三郎さんの訃を知る*2。昨年十二月に亡くなっていたのだそうだ。享年九十九。故・瀬戸川猛資の尽力になる『ぼくの採点表』は持ってないが、文春新書版で6冊出た(自伝も含む)のは全部そろえていて、これは座右の書のひとつだ。>

実際には2009年12月12日に心不全のために逝去し、十三郎の死後、葬儀・告別式は近親者のみで済ませた後、年明けの2010年1月15日になってからその死去が公表されたといいます。

合掌。

ぼくの特急二十世紀―大正昭和娯楽文化小史 (文春新書)    日本映画 ぼくの300本 (文春新書)    外国映画ぼくの500本 (文春新書)



また訃報。

小林繁でびっくりしてたら、なんと浅川マキさんが急死されてしまいましたね。去年、久しぶりに新宿ピットインでステージを観たときは、まだまだお元気だったのに、唖然というか、ほんとうに残念でなりません。>

とは都築響一さんが自らのブログ「roadside diaries」で書いています。最近は若いときに出会った方々が亡くなることが多くなっています。これも年齢。みんなそういう年齢になったということでしょうか。

それにしても、いのち、とやらは本当に因果なものです。

再び、合掌。

こんな風に過ぎて行くのなら