澁澤龍彦さんの文庫

年末の大掃除を済ませてから、部屋の本棚とその周辺を見ると、整理しようもないくらい本が積み上がっています。こうした機会に整理をと思い、始めましたが、なんとも身動きが取れない状況。あれこれ考えていても仕方なく、ある程度仕分けをして、思い切って処分することにしました。

何とも徒労のようでもありますが、やらないと、この状態が続きます。この冬休み中にどうにかしたいと思い、バベルの塔を崩し始めました。すると、埋もれていた本を発掘し、そこでまた小休止。このペースでいくと、今年中に整理などつくわけもなく、途方に暮れることになります。

その中の一冊に、澁澤龍子さんの『澁澤龍彦との日々』(白水社)がありました。この帯には次のように書かれていました。<夫と過ごした十八年の日々を静かに振り返る、感動の書き下ろしエッセイ> となると、読みたくなります。この本、いつどこで買ったのか?

澁澤龍彦との日々



かつて澁澤さんの単行本を集め、いまはまた文庫を集めています。文庫は何と言っても河出文庫です。他の文庫とは比較にならないくらい、数多くの著作が文庫化されています。

その河出文庫が今年の後半から『澁澤龍彦 書評集成』を皮切りに、厖大な著書の中から、アンソロジーとして、次の文庫を出版しています。しかし、この文庫のカバーデザインはどうでしょう。この点が気になるところです。

このあとはというと、おそらく「海外作家論集成」「海外芸術論集成」等と続くことになるでしょう。これからもこの澁澤さんの文庫に注目です。

さて、『澁澤龍彦との日々』をどうするか。まだまだ時間はあると安閑としていたら、いつの間にかもう仕事ということになります。年末年始は読書三昧と決め込み、大いに本を読もうと思っていますが、読みたい本が多過ぎます。

そうこうするうちに、大晦日を迎え、またいつもの年越しになりそうです。

澁澤龍彦 日本作家論集成 上 (河出文庫)       澁澤龍彦 日本芸術論集成 (河出文庫)


澁澤龍彦映画論集成 (河出文庫 し 1-53)       澁澤龍彦 書評集成 (河出文庫)