出久根達郎『夢は書物にあり』

紀伊國屋書店の12/22「書評空間」を見ていると、パリ国際学校国際バカロレア日本語学科教師 石村清則さんが出久根達郎『夢は書物にあり』(平凡社)を取り上げていました。

出久根さんの本は一時蒐集しており、エッセイはほとんど文庫で持っています。本に関してのエッセイは自身の広く深い読書体験に裏付けられ、何度読んでも教えられることが多々あります。

この本には本好きとってたまらない本についての話が満載されています。こうした本を読んでいると、本当に時を忘れてしまいます。出久根さんが言うように<本が学校!>なのですが、この学校をまだまだ卒業することができません。

余談ですが、本に関しては谷沢永一さんの書評集(例えば『紙つぶて』等)や出久根さんの本についてのエッセイ(古書三部作『古書奇譚』『古書彷徨』『古書法楽』等)は本好きの必読書でしょう。

それ以外でも、「sumus」の方々の活動も高い評価に値すると思います。

夢は書物にあり       古本綺譚 (平凡社ライブラリー)