野呂邦暢さんの本と荒川洋治さんの本
12/22の「okatakeの日記」で、<来年が野呂の没後30年にあたり、先行する「大人の本棚」の『愛についてのデッサン』もほぼ品切れ状態らしく、これを機に増刷されるといいが、なんて話す。>と書いていました。
この中の「大人の本棚」はみすず書房が刊行中の叢書シリーズです。これを見てみると、第一期の一冊目が2001年12月配本の池内紀編『素白先生の散歩』からはじまり、現在第3期?が配本中といいます。
しかし、第3期がどうかと確認したくなり、みすず書房のサイトを検索し、同サイトを見てみると、確かに3期なのですが、ジョン・スチュアート・ミル 村井章子訳『ミル自伝』が最後で2008年1月23日以降出版されていません。
岡崎さんの言うように、品切れの本も多く、みすず書房の刊行本のすべてがサイトに掲載しているわけではありません。野呂邦暢 さんの『愛についてのデッサン』は掲載されていましたので購入できると思います。おそらく、を付けざるを得ませんが。
その後、みすず書房のサイトを見ると、荒川洋治さんの新刊『文学の門』が紹介されていました。これ以外の荒川さんのエッセイも掲載され、編集者尾方邦雄さんがタイトルと帯づくりの話を書いていました。編集者の仕事も大変です。でも、面白い。
- 『夜のある町で』
- 『忘れられる過去』
- 『世に出ないことば』
- 『黙読の山』
- 『文学の門』