無題

ブログめぐりをしていて、黒岩比佐子さんが「古書の森日記 by Hisako」で「がんとの闘病」について書いていました。その前の記事「師走の休養」で入院することは知っていましたが、こういうことだとは、本当に驚いています。

黒岩さんだけでなく、最近では作家・劇作家の井上ひさしさんが肺がんであることがわかり、11月から抗がん剤投与を受けながら自宅で療養しているといいます。経過は良好で、来春の新作を書き始めたそうです。

また、あの「天才アラーキー」写真家の荒木経惟さんも昨年秋に前立腺がんが分かり、同11月に手術しました。それ以降も精力的な活動を続け、今秋に「東京ゼンリツセンガン」と題した写真集を出版。12月21日には「遺作 空2」という豪華作品集を出しました。

荒木さんは次のように語っています。

<遺作っていうタイトルと自分の写真が、一番の薬になるね。撮り続けることが生きること。まだまだ、あたしはこんなもんじゃない、と『生欲』がわいてきた。まわりが応援してくれるんだな、人間も空も>

こう書いてはみましたが ・・・ これ以上 ・・・ 何を書こうというのか ・・・ 事実だけが重く ・・・ 何を書いても ・・・ どれだけの意味があるのか ・・・ そんな自問自答・・・ それでも荒木さんが言うように ・・・ 撮り続け ・・・ 生きること ・・・ 書き続け ・・・ 生きること ・・・ これ以外 ・・・ 何も言えません。

東京ゼンリツセンガン       遺作 空2