出版の状況と雑誌の行方

銀座に映画を見に行って来ました。街はX'masのイルミネーションがあちらこちらに。もう来週はクリスマスウィークです。それが終わると、年末となり、今年も終わります。来年はどんな年になるのでしょうか。

家に帰り、ブログを一巡しました。その中で朝日新聞asahi.comに掲載されていた記事が気になりました。

<今年の書籍・雑誌の推定販売金額が2兆円を割り込むことが確実になった。出版科学研究所の分析で明らかになった。1989年から20年間にわたって「2兆円産業」といわれてきたが、最終的には1兆9300億円台に落ち込む可能性がある。>

20年間の2兆円産業であったにもかかわらず、今年でその記録も途絶えることになります。これは不況の影響もありますが、やはり業界にとって深刻な問題です。

また、さらに問題なのが雑誌です。170誌が休刊とはその数字に驚かされます。過去これ以上の雑誌の休刊があったのでしょうか。

<休刊ラッシュも続く。同研究所によると今年は10月期までに「諸君!」「BRIO」「マリ・クレール」などを含む170誌が休刊した。>

すでに雑誌の時代は過ぎてしまったのか。多様なメディアに対抗できなかったのか。雑誌のコンテンツの問題なのか。いろいろな見方ができます。雑誌はこれからどうなるのでしょうか。

古本業界では、<「彷書月刊」(彷徨舎刊)が、1年後に休刊することを予告>しました。「彷書月刊」から本についてのざまざまなことを教えてもらいました。休刊は非常に残念です。

彷書月刊編集長