「一箱古本市」のこと

きょうブログめぐりをすると、「モンガ堂の日記」に「南陀楼綾茂著【一箱古本市の歩きかた】光文社新書 刊行記念感想ブログ集」ができていました。南陀楼さんつながりの方々が、一箱つながりの方々が、南陀楼さんの新刊について書いています。ぜひ、ご覧下さい。

一箱の話題がこの新刊を機に広がっています。11月15日の読売新聞が次のような記事を掲載していました。メディアでも「一箱古本市」が取り上げられ、知名度もアップしつつあります。

<本を通した交流で中心市街地の活性化を図ろうと、佐賀市白山のエスプラッツ周辺で「BOOKマルシェ佐賀2009」が開かれている。14日からメーン企画の「一箱古本市」が始まり、段ボール一箱分程度の本を集めた出店がレンガ調の歩道に並んだ。紙芝居の上演も行われた。>

また、「文壇高円寺」の荻原魚雷さんも11/20の「ここ数日」で次のように書いています。

一箱古本市がはじまり、全国で古本イベントがあっという間にひろまった。玄人素人関係なく、本を売る。本を通して、人と知り合う。
 本をとりまく環境が大きく様変わりしている。まちがいなく、一箱古本市はその震源地のひとつだ。>

私もそう思います。私が魚雷さんに会ったのも、この一箱が縁なのです。そうした本を通しての縁が新しく生まれ、それがお互いにとって「好縁」となれば、それに越したことはありません。

玄人も素人も関係なく、本の売り買いを通して、人が本と出会い、人が人と出会い、「好縁」が生まれる。これが新しいブックイベント「一箱古本市」です。

その一箱古本市が来年10回目を迎えます。東京はもとより全国各地で一箱古本市が開催されそうな勢いを感じます。来年の一箱が愉しみ!になってきました。