南陀楼綾繁『一箱古本市の歩きかた』

今年を振り返ると、4月ブック・ダイバーの古本市から始まり、一箱古本市、秋のブック・ダイバーの古本市、みちくさ市、秋の一箱古本市と出店しました。今回はみちくさ市に初参加させてもらいました。

こうしたブック・イベントに参加したのは一箱古本市からです。初回はどんな古本市か見に行きましたが、2回目から自主参加し、今年も春と秋の2回出店をしています。

当初は古本を中心とした古本市だったのですが、回を重ねるごとに、本以外のCD、DVD、ブックカバー、エコバックなどの雑貨も増え、商品ラインナップもバラエティに富んできました。

また、参加者も古本好きなおじさんだけでなく、男女・家族・グループなど、いろいろな方が参加するようになり、和気あいあいの古本フリマになってきました。

同時に、マスコミでも取り上げられるようになり、一箱古本市知名度も徐々に上がり、いまでは仙台や福岡などでも行われ、全国各地で開催されるようになってきました。

この一箱古本市南陀楼綾繁さんの企画から始まり、谷根千という地元の方々の協力もあり、現在に至っています。企画と場所がうまくマッチし、いまでは谷根千の恒例行事になっています。

こうした一箱古本市のことを書いた本が11月17日に出版されます。南陀楼綾繁さんの『一箱古本市の歩きかた』(光文社新書)。この本は古本好きな方、一箱古本市に関心のある方のための一冊です。

一箱古本市の歩きかた (光文社新書 433)       路上派遊書日記