神田古本まつりへ

今日は午後神田古本まつりに行って来ました。天気も良く、人も多く、賑わっていました。これだけの人が来てくれると、神田古本まつりも大成功ではないでしょうか。

( 神保町に新しい店も増えて、街自体変わってきている気もします。)

神保町に着くと、まずは三省堂古書館へ行きました。いくつかの古本屋さんが棚借りし、古書・古本を並べていました。その値段も相応、少し高めという印象でした。なかでも、古本うさぎ書林さんの品揃えはさすがでした。

この上の階に古書モールがあります。今日はそのまま階段を上がらず、すずらん通りへ。そこでは各出版社が社の在庫を半額で売っていました。古本まつりですから、もっと安くしてもいいと思います。

( 今回は晶文社には立ち寄らず!)

各社のブースを見て廻りましたが、どこも混雑していました。途中、東京堂書店に立ち寄り、津野 海太郎さんの新刊『したくないことはしない―植草甚一の青春―』(新潮社)を見つけました。買おうか買うまいか悩みました。が、買っておけばよかったと後悔しています。

コミガレを一巡し、田村書店で1冊購入しました。こちらも人通りが多く、十分見ることができないくらいでした。そこでめげてしまっては本を見ることすらできません。人と人とのすき間に体を入れて見ました。

( こうなると、古本まつりも体力が勝負です。)

まだ見ていない古書店もありましたが、新宿に行く予定があり、今日はここで終了。最終的には7冊+雑誌1冊を購入しました。いままで探していた一冊を見つけることができたので、一応満足しています。

その一冊は山崎昌夫『旅の思想 <いのちの増大>に関する小さな試論』(三一新書)です。すでに山崎さんの『旅の文法』(晶文社)を読んでいたので、ぜひこの一冊も読みたいと思っていました。

( 『旅の文法』を読んでから、ずっと気になっていた批評家のひとりです。)

また、もうひとつの収穫は雑誌「is」です。ご承知の通り、ポーラ文化研究所が発行していたあの雑誌です。店頭で何冊かまとまって置いてあるのを見つけました。

先客ありで、その方が見終えてから、「is」をじっくり見ました。その中から選んだものが「is」50号記念の一冊です。特集は[編集]プロダクト。記念号のせいか、執筆陣に素晴らしい方々が名を連ねています。

( こういう雑誌の時代もあった!のです。 すでに雑誌の時代ではない?のでしょうか。)

※昨日の夜書いた記事を11/1の朝書き直しました。