再び、書店の新しい試み

昨日のブログで「書店の新しい試み」について書きましたが、引き続き同テーマの記事を掲載しました。

日曜日朝ブログを書いてから外出し、丸善丸の内本店に行きました。目指すは松丸本舗。行ってみると、書店の一角に松岡正剛さんのプロデュースした不思議な書店が誕生していました。

従来の書店のイメージを一新し、書棚もらせん状に作られ、テーマごとにきちんと分類されていました。書店内を棚に沿って見ていくと、いろいろな道筋があり、本の迷宮を歩いているようでした。

いままでとは明らかにちがう棚割りと品揃えです。少しハイブロウな気もしますが、刺激的であることは確かです。いろいろ連想しながら、迷路を探検していました。何なんでしょう。この刺激は? そんな思いを持ちました。

asahi.comでは<店舗を持つ「リアル書店」の存在意義を問い直す試み>として、次のように紹介していました。

< 松岡氏のコンセプトは「本の連続性」。ジャンルや形態、著者別での陳列を離れ、本が持つ世界の広がりを感じさせる独創的な選書と陳列が特徴だ。らせん状に並ぶ書棚の内側は、千夜千冊の掲載本を軸に2万冊の書籍や雑誌、マンガなどが独自の分類で関係づけられて並ぶ。その外周に「日本が変わる」のテーマでジャンルを超えた特集が組まれ、さらには、松本清張の蔵書棚や、作家の町田康、女優の山口智子といった読書家の書棚も再現する。>

山水思想―「負」の想像力 (ちくま学芸文庫)       日本数奇 (ちくま学芸文庫)


ルナティックス - 月を遊学する (中公文庫)       花鳥風月の科学 (中公文庫)



また、昨日のブログで紹介した三省堂古書館ですが、「書物蔵」に入口の看板の写真が掲載されていました。何と、新保町古書モールの下に古書館がありました。アネックスビルというのは神保町古書モールのあるビルだったのです。

こうなると、三省堂古書館に行き、神保町古書モールによることも、またその逆も可能になり、双方にとっていい集客効果が生まれます。これでいままで雑然としていた神保町古書モールもどう変わるかも気になるところです。

三省堂古書館は明日10/27(火)にオープンしますが、この日、神田古本まつりも始まります。古本まつりにまた愉しみがひとつ増えました。