秋の夜長の読書のために

悪漢と密偵」の新刊紹介から。

オーウェルはいつかまとまって読みたいと思っていた本です。これを機会にとは思いますが。高山さんの本が久々に出ます。アリスのシリーズの一冊。堀口大學さんについての本は値段が7,560円。これは手が出ません。

それから忘れてはいけないのは10月の新刊、中川六平さんの『ほびっと 戦争をとめた喫茶店ベ平連1970‐1975inイワクニ 』(講談社)と11/17に出る南陀楼綾繁一箱古本市、仕掛け人は私です』(光文社)の2冊。

南陀楼さんの本は「一箱古本市」が全国展開している中で、今までのまとめになるのでしょうか。大いに期待をしています。一箱古本市は四谷書房の出発点ですので。

ほびっと 戦争をとめた喫茶店―ベ平連1970‐1975inイワクニ        堀口大學----詩は一生の長い道



「読書で日暮らし」から、さらにもう一冊。

10/19「ちくま文庫は奇書の砦」で『定本 二笑亭綺譚』 (ちくま文庫)を取り上げていました。この本、いま絶版ではないのでしょうか。まったく目にしない本です。

<これが意外にレアな逸品。昭和の初めに東京深川に出現した「二笑亭」という奇妙なる建物をめぐる謎解きワールド。ちくま文庫はやはりただものではない。>

まさに同感。これを古本屋めぐりで見つけたときはなんだ?これはと妙な気分になりました。こうした本を出せるのはやはりちくま文庫ぐらいしかありません。この文庫については当ブログ8/20「こんな日があっても」でも取り上げました。