だから古本屋めぐり
ブログめぐりをしていると、しばしば羨ましい記事に出会うことがあります。例えば、10/12の「読書で日暮らし」を読むと、Tsubuteさんが購入した本が素晴らしい。これで締めて3000円とは! 茫然自失。そんな思いです。
- 邱永漢『香港・濁水渓』中公文庫 S55
- 海野弘『モダン都市東京』中公文庫 S63
- 吉田健一『シェイクスピア』新潮文庫・復刊 H6 5刷
- 吉田健一『文学人生案内』講談社文芸文庫 1996
- 吉田健一『乞食王子』講談社文芸文庫 1995
- 中村草田男『蕪村集』講談社文芸文庫 2000
- 阿部昭『千年・あの夏』講談社文芸文庫 1993
- 佐藤春夫『車塵集・ほるとがる文』講談社文芸文庫 1994
- 小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』新潮文庫・復刻 H6
こうした出来事があるので、だから古本屋めぐりを続けるのです。めぐりめぐって、1冊でも気に入った本を買うことができれば、それも廉価で、それだけで十分なのです。
しかし、今回は驚喜の購入。Tsubuteさんさんはこれだけで十分でしょう。こうした本が首都圏でまとまって出る? 少々半信半疑です。いい本がいつどの店に出るのかという予想はまったく不可能です。
こうした本との出会いをじっと待つしかないのです。果報は寝て待てではなく、果報は歩いて待てでしょうか。浮きの浮沈をじっと待つ釣り人のように、いい本を手に入れるには辛抱強さが必要です。