頑張れ!書店

10月11日の日経新聞で「丸善、著名人の本棚再現」という記事を読みました。丸善の創業140周年を記念しての「独創的な売り場づくり」のため実験店舗を10月23日にオープンするという内容です。

この新しい売り場づくりはアマゾンなどのオンライン書店に対抗するための企画。ひとつは松岡正剛さんの「松丸本舗」、もうひとつは著名人コーナーです。

松丸本舗」は松岡正剛さんが企画担当し、和書・洋書ともに5万〜6万タイトルを取り扱い、今年から3年間営業する予定といいます。松岡さんはどんな品揃えや売り場づくりをするのでしょうか。

著名人コーナーは福原資生堂名誉会長や作家の町田康さんなどの本棚を再現するといいます。一人あたり300冊〜800冊という本を並べて販売するようです。それにしても、この冊数は凄い。

また、丸善は絶版扱いの本も全国から仕入れて並べるといいます。これもたいへんな労力ですが、書店の意欲は高いといえます。何事もやってみなければわかりませんが、果たして実効があるかどうか。

これを書いて、ブログを見て廻ると、「三省堂古書館オープン」の記事が掲載されていました。丸善にしても、三省堂にしても、新機軸の企画を打ち出しています。頑張れ!書店。

[三省堂古書館]
10月27日(火)に神保町アネックス4Fに新規オープン。
営業時間10:00-19:00。
スーパー源氏参加店32店舗が集結。
絶版文庫・SF・ミステリ・映画を出品。
オープニングイベントとしてけやき広場で特設テントにて青空市開催。

※もうひとつ古本市の情報を。東部古書会館の第2回「泪橋古書展」は11月13・14日開催する予定です。これも付け加えておきます。
尚、「2009年東京古本市予定表」も更新しましたので、ご覧ください。