新宿の書店にて

今日は内田魯庵『獏の舌』(ウェッジ文庫)を買いに、新宿の書店Jに行きました。Jに行くと、すでに椅子には人が座っていて、ゆっくり腰を下ろして、本が読める状態ではありませんでした。

椅子を見ながら、まず新刊コーナーへ。単行本の、文庫の、新書の新刊を見て回りました。

驚いたのは小熊英二『1968 若者たちの叛乱とその背景』(新曜社)の上・下です。まず本が厚い。一冊の値段が 7,140円と高い。内容も重い。いつかは読んでみたい二冊ですが、その内容に見合うだけの気力と体力が必要だと思いました。

1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景        1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産



草森紳一『本の読み方』(河出書房新社)がかなり積み上がっていました。売れているのか売れていないのか? 別にベストセラーを狙う本ではないので、そこまで気にする必要もないと思います。

坪内さんの本もその隣に並んでいました。それは2冊の対談集で、ともに扶桑社から出版されていました。これはちょいとめずらしいことか。読み出すと、一気にということなりそうなので、自粛!

  • 福田 和也 坪内 祐三『無礼講 酒気帯び時評55選』(扶桑社)
  • 亀和田 武 坪内 祐三『倶楽部亀坪』(扶桑社)


無礼講 酒気帯び時評55選        倶楽部亀坪



次に新刊文庫のコーナーへ向かいました。そこで内田魯庵『獏の舌』(ウェッジ文庫)を見つけ購入しました。解説は坪内祐三さん。私は内田魯庵の本を読んでいませんので、これを機に読んでみようと思っています。なにやら面白そうな気配を感じます。

また次月のウェッジ文庫に期待したいと思います。