PHP ESSAY BOOKS
本を崩していると、山川健一さんの『みんな十九歳だった』(PHP ESSAY BOOKS)を見つけました。いつどこで買ったのか? 定かではありません。いまさらながらPHPでこうしたESSAY BOOKSを出版していたことを知りました。
五木寛之さんのエッセイをはじめとしたESSAY BOOKSシリーズで次の本が掲載されていました。今はほとんど見ることができません。
- 五木寛之 『ミミズクの綱渡り』
- 五木寛之 『真夜中の珈琲点で』
- 五木寛之 『花はどこにいった』
- 高平哲郎 『恋人よ我に返れ』
- 村松友視 『熱血! 清水みなと』
- 片岡義男 『5Bの鉛筆で書いた』
- 南伸坊 『哲学的』
- 枝川公一 『街は不思議である』
- 藤本義一 『粋な男の粋な時間』
- 太田克彦 『30秒で3万語』
- 平岡正明 『おい、友よ』
- 三遊亭円丈『円丈のまるでせこい回覧板』
太字の本は読んでみたい本ですが、今はそう簡単に見つけることが難しいでしょう。南伸坊さんの『哲学的』は角川で、そのあとでちくまで文庫化されたと思います。
そうして生き延びる本もあれば、なければ古本屋かamazonで探すしかありません。日本の古本屋やamazonを調べ、あるうちに購入しておいたほうがいいのかもしれません。
企画本は売れれば続くのでしょう。売れない場合は知らぬ間に消えていきます。これは商品としてのライフサイクルですから仕方がありません。
PHP の「ESSAY BOOKS」はどうだったのでしょう。「廣済堂ライブラリー」はまだ続いているのでしょうか。DAI-X出版の「就職しないで生きるための仕事と生活のライブラリー」は終了したのでしょうか。
「就職しないで生きるための仕事と生活のライブラリー」の1冊目があの松浦弥太郎さんの『最低で最高の本屋』でした。