新刊のこと

朝刊を読んでいると、平凡社新書が10周年記念で、カバーデザインも一新、一挙10冊が発売されました。その中で次の2冊が挙げておきます。詳細は平凡社の「平凡社新書」のページをご覧下さい。

亀山さんの本はこの新書だけでなく、『ドストエフスキー 共苦する力』(東京外国語大学出版会) も出版されています。亀山さん訳の光文社古典新訳文庫カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』も売れているようです。

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)        罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)



カバーデザインについてもブログを読みますと賛否あるようですが、10年の節目ということで、ブルー系色を基調としたデザインに変わりました。私はいいと思いますが、どうでしょう。

平凡新書の10周年記念のメメッセージの中に「知の<十字路>から<広場>に」を掲げています。そして「いろいろだから面白い=Varietas delectat.」というジャンルを超えた、知のにぎわいのある広場をつくっていきたいと言います。

<広場>づくりは必要なのですが、にぎわいのある<広場>となると、本だけでなく、メディア全般の連携が必要になります。その中で、本について考えることが大切だと思います。

『罪と罰』ノート (平凡社新書 458)



また、「悪漢と密偵」に6月の新刊が追加されていました。一番気になるのは何と言っても次の本。坪内さんの「週刊文春」の連載をまとめたものか。