気になる新刊2冊

今日読書ブログを読んで、新刊の中から次の2冊が気になりました。

前者はすでにブログでも紹介した5月の鹿島茂さんの新書です。「月刊百科」に連載されていたものが新書になりました。総頁数は424頁。新書にしては通常の頁数の倍以上か。

吉本隆明はいったい何と格闘し、いかにして「自立の思想」にたどり着いたのか。「永遠の吉本主義者」がその初期作品を精読、自らの「1968年」の意味を問い直し、吉本思想の核を捉えた渾身評論。>

平凡新書創刊10周年ということでブックカバーのデザインも変わりました。

後者は黒岩さんの<原稿を書き上げたのは12年くらい前なので、いまから思えばずいぶん若いころの作品です(笑)。> 今回黒岩さんの本が文庫化されるのは初めてといいます。

黒岩さんのブログ「古書の森日記 by Hisako」には当時のことを振り返り、その経緯が書かれています。1冊の本ができるまで、いろいろな紆余曲折があるのです。同ブログをぜひお読み下さい。

吉本隆明1968 (平凡社新書 459)        音のない記憶  ろうあの写真家 井上孝治