虫明亜呂無さんの本

3/21「恵文社一乗店 店長日記」で、虫明亜呂無さんの新刊 『女の足指と電話機 回想の女優たち』(清流出版)を紹介していました。

女の足指と電話機―回想の女優たち


ご承知の通り<虫明亜呂無と言えば、日本現代文学を愛好される方なら三島由紀夫文学論集の編者としてその名は刻まれているはずで、個人的には古本屋で買い集めた『話の特集』にその名を散見し、スポーツや競馬を得意の題材としたエッセイの名手>です。

私は虫明さんのあまりいい読者ではありませんが、スポーツは好きなので、最近虫明さんの『時さえ忘れて』を購入しました。この本は「虫明亜呂無の本」のうちの1冊です。

虫明亜呂無の本」は全3巻、編集は玉木正之さん、装幀は和田誠さんで、その構成は次の通りです。この3巻はちくま文庫にも入っています。

1.『肉体への憎しみ』(スポーツ小説・エッセイ)
2.『野を駆ける光』(競馬論)
3.『時さえ忘れて』(スポーツ論)

1巻買ってしまうと、全3巻を揃えたくなります。これは蒐集家の本能です。第3巻の初版が1991年ですから、相当の年月が過ぎています。本は諦めず探し続けると自然に揃ってきます。不思議なのですが。

肉体への憎しみ (ちくま文庫)   野を駈ける光 (ちくま文庫)   時さえ忘れて (ちくま文庫)



そして、買いたいものと買い、読みたいものを読み、書きたいものを書く。1冊1冊をじっくり味わって読みたい。そんな生活ができればと思っていますが、これがどっこいむずかしいのです。

※ブログめぐりをすると、3/23「qfwfqの水に流して」で虫明亜呂無さんの新刊を取り上げ、それについて詳しく書いてありました。参考までに追記しておきます。