高円寺「第3回 大均一祭」
高円寺の西部古書会館にて「第3回 大均一祭」が行われていました。昨日200円均一、本日100円均一でした。まだ行ったことがなかったので、今日は気張って行きました。というより、春の陽気に誘われてと言ったほうがいいのかもしれません。
午後西部古書会館に立ち寄りましたが、10人ぐらいの人が熱心に棚を見ていました。私も棚を一巡しました。棚があちこち空いている所もあり*1、昨日来たほうがよかったと後悔しました。いい本だったら、200円でもいい。やはり、いい本を選びたい、と思いました。
後悔先に立たずです。古本市の鉄則である、まず一番に、を守らないとこうした反省になります。わかっているのですが、予定が合わない場合は仕方ありません。めぐり合わせというのもありますので。それでも8冊抜いて、その中から5冊購入しました。*2
- 吉田健一『わがシェイクスピア』(垂水書房)
- 藤田省三『精神史的考察』(平凡社)
- きだみのる『気違い部落から日本を見れば』(徳間書店)
- 田中克彦『ことばの自由をもとめて』(福武文庫)
- 丸谷才一『鳥の歌』(福武文庫)
なかでも、きだみのるさんの本は1967年に出版されており、いままで持っていなかった本なので収穫でした。その他もまずまず。帰り近くの「ブ」に寄ると、めずらしくちくま文芸文庫が棚にあり、即購入しました
- 小松和彦『異人論-民族社会の心性』(ちくま文芸文庫)
「ブ」の均一棚からちくま文庫、ちくま文芸文庫、講談社文芸文庫などを見つけるのは至難です。本当にこれらの文庫が少なくなりました。それでも、求めよ、さらば開かれん。諦めず、探すことです。