高円寺「第3回 大均一祭」

高円寺の西部古書会館にて「第3回 大均一祭」が行われていました。昨日200円均一、本日100円均一でした。まだ行ったことがなかったので、今日は気張って行きました。というより、春の陽気に誘われてと言ったほうがいいのかもしれません。

午後西部古書会館に立ち寄りましたが、10人ぐらいの人が熱心に棚を見ていました。私も棚を一巡しました。棚があちこち空いている所もあり*1、昨日来たほうがよかったと後悔しました。いい本だったら、200円でもいい。やはり、いい本を選びたい、と思いました。

後悔先に立たずです。古本市の鉄則である、まず一番に、を守らないとこうした反省になります。わかっているのですが、予定が合わない場合は仕方ありません。めぐり合わせというのもありますので。それでも8冊抜いて、その中から5冊購入しました。*2

なかでも、きだみのるさんの本は1967年に出版されており、いままで持っていなかった本なので収穫でした。その他もまずまず。帰り近くの「ブ」に寄ると、めずらしくちくま文芸文庫が棚にあり、即購入しました

  • 小松和彦『異人論-民族社会の心性』(ちくま文芸文庫)




「ブ」の均一棚からちくま文庫、ちくま文芸文庫、講談社文芸文庫などを見つけるのは至難です。本当にこれらの文庫が少なくなりました。それでも、求めよ、さらば開かれん。諦めず、探すことです。

*1:時すでに遅し。200円均一の日に、かなりやられた感じがしました。「空想書店 書肆紅屋」の紅屋さんと同じ思いでした。

*2:本の購入の仕方がだんだんとバーゲンセールの買い方に似てきたような気がします。まず気になる商品を選び、袋に入れ、そしてそのあとは選別する。そういう買い方にも一理あり。