買いたい本を買った

ゆっくりと書店に行って買いたい本を買うことができませんでしたが、今日は書店に立ち寄り、前々から欲しい本を買いました。購入本は以前にもこのブログで取り上げた3冊でした。

本当は4冊を買うつもりでいたのですが、その中の1冊、ウェッジ文庫が見当たらず、平山蘆江『東京おぼえ帳』を買うことができませんでした。買えないと欲しくなるのが人情ですが、またの機会にしました。

今日の購入本は次の通り。

早速家に帰り、河内一郎『漱石、ジャムを舐める』を読み始めました。これは食という視点から書いた夏目漱石論であり、漱石の生きた時代の食文化論です。

第一部 作品に見る食文化史
第二部 食文化年表
第三部 物価

という内容で構成されています。この食文化年表も充実し、これを読んでいるだけでも、その時代の食文化がわかります。物価もみながら、その時代の人々の生活が想像できます。

漱石については江藤淳さんの夏目漱石論をはじめとして、人物論、作品論等数多く出版されています。その中でも、この本は異色の1冊です。あっという間に読み終えてしまいました。

漱石、ジャムを舐める (新潮文庫)