加藤典洋『文学地図 大江と村上と二十年』
もう木曜日です。今週もあっという間に過ぎてしまいました。明日金曜日。週末です。休めるかなと思っていましたが、今週末もムリのようです。週休二日は夢のまた夢。
さらに本を読む集中力も落ちています。せめてその気力さえあればいいのですが・・・・・月曜日と火曜日、そして水曜日が古本の日で一息、それから木曜日と金曜日という一週間の予定が最近は大幅に崩れています。
そうした中でも、アンテナ登録の皆さんのブログを見ると、本についてのあれこれが書かれており、一時の休息になります。日々これだけは続けたいと思います。
今日のブログめぐりから、気になった話題をひとつ。それは先週八重洲ブックセンターで新刊を見ているときに発見した本がasahi.comのBOOKで取り上げられていました。
これは文芸評論家典洋氏の最新評論集で、
<大江健三郎氏と村上春樹氏の評価をめぐり〈地勢図の書き換え〉を提案している。87年ごろから〈大江健三郎を評価する評家のほとんどは、村上春樹を否定し、村上春樹を評価する評家のほとんどは、大江健三郎を否定するか、低くしか評価しない〉という評価の二分が生じたとした上で、通説に抗して両者の近似性を明らかにする。>
といいます。八重洲でも手に取ってみたのですが、買わずじまいでした。 加藤さんが大江さんと村上さんの二十年を振り返り、どういう文学地図を描いているのか、興味があります。
不況。 さて、書店で買おうか、図書館に予約しようか。