まとめ買い10冊
今日は寒風が吹き、寒い一日でした。仕事のひと段落し、夕方荻窪に行き、古本屋を一巡してきました。掘出し物はなかったのですが、それでも10冊ほど買い込みました。
- 鷲田清一『普通をだれも教えてくれない』(潮出版社)
- 武田泰淳『新編 人間・文学・歴史』(筑摩書房)
- 佐伯彰一『自伝の世紀』(講談社)
- 中村真一郎『読書好日』(新潮社)
- 柴田元幸『愛の見切り発車』(新潮社)
- [広告王]デビット・オグリビー語録『創造力と知恵』
(TBSブリタニカ) - 向井敏 『にぎやかな遊歩道』(創拓社)
- 眞木準 『胸からジャック。』(大和書房)
- 糸井重里『思い出したら、思い出になった』
(ほぼ日刊イトイ新聞) - リテレール別冊安原顯編集『文庫本の快楽』(メタローグ)
めずらしく広告関係の本が3冊含まれます。『創造力と知恵』は金子優訳ですが、開高健さんが監修しています。なので、買い。
眞木準さんも糸井重里さん、ともにコピーライター、ことばのプロですから、それぞれ面白い本に仕上がっています。
眞木準さんの本の題名、ジャックはキャッチフレーズを「惹句」ということから生まれ、それをカタカナにした一行詩です。このつくりかたを実例を挙げて書いています。
<言葉の葉は、いつか木になる森になる。>
<未来のとなりで、現在はすぐ過去になる。>
糸井重里さんの本は一行詩でなく、短文詩と言ったらいいのでしょうか。コピーライターから詩人になってしまったような、そんな文章が並びます。(最近この境界線もボーダレスになってきた)
<聴くための歌じゃなくて、歌うための歌って、
昔はもっといっぱいあったんですよね。>
向井さんの本の副題が「広告とことば」です。それも入れて広告関係の本は4冊になります。
リテレールの別冊は何冊か持っているのですが、『文庫本の快楽』がなかったので購入しました。
こう並べると、何やらすごく買った気分になり、大当たりがないにもかかわらず、自分なりに満足しています。この3連休の読書本も含まれています。
さあ、読むぞ。
※糸井さんの本はamazonなどで探しても確認することが出来ませんでした。なぜかと思い、書名で検索すると、<原則的に一般の本屋さんでは発売されません。ほぼ日ストアのみでの販売となります。>とのことでした。