X'mas・コルトレーン・北園克衛

今週で仕事もようやくひと段落。来週は大掃除等して年末を迎えることになります。今年もまだ雪の話題がなく、もうそろそろ雪が降ってもいいのではと思いますが、困ったことに天気は気まぐれなのです。

ブログはまさにクリスマス・ムードに満ちています。なかでも、「ニューヨークの遊び方」ではここずっとニューヨークのクリスマスを取り上げています。

昨日のブログは「ロックフェラーセンターのクリスマスツリー 2008」。これはまさに映画のシーン。また、今日のブログは「サックス・フィフス・アベニューの「雪の結晶」のライト・ショー」が画像と動画で掲載されていました。これが素晴しい。

いまは個人の時代。デジカメで写真を撮り、ビデオでを録画し、ブログに掲載する、そういう時代になりましたか。

クリスマスではないのですが、「晩鮭亭日常」の12/20「芝のカシミヤ。」では次の記事を見つけました。

ジョン・コルトレーンBLUENOTEレーベルに残した名盤「ブルー・トレイン」の表題曲の未発表テイクがネットで公開されている。昨日から何度か繰り返して聴いているのだが、演奏だけでなく、ルディ・バンゲルダーやコルトレーンリー・モーガンなどの会話もいい。>

あのジョン・コルトレーンも簡単に聞くことができるようになりました。YouTobe でも見ることができます。コンピュータのない時代から考えると、大変なことです。本当便利な時代になりました。

もうひとつ、多田進さんのブログ「白の余白」ではここ連続して、「エル・リシツキーと北園克衛」を取り上げています。そこで両者のデザインを見ることができます。

多田さんの装幀デザインの原点は北園克衛さんの<白水社から出版された「新しい世界の短編」の装丁>だといいます。

北園克衛(1902年ー1978年)は詩人であり、編集者であり、イラストレーターであり、フォトグラファーであり、グラフイックデザイナーでもあります。これらが一体となったものが北園克衛といえます。>

<又、1935年に創刊された同人誌「VOU」の表紙デザイン、本文、レイアウトは実に見事な仕事です。「カバンのなかの月夜」を手に取って、ぜひ中をのぞいてみて下さい。>

と結びます。

これを読んで、『カバンのなかの月夜』*1が気になりました。いつもの図書館で検索するとあった! 早速予約をしました。こうしてまた読む本がどんどん増えていきます。また積読になるかもしれないのに、性懲りもなく。


午後すでに予約していた『内村剛介ロングインタビュー』(恵雅堂出版)を取りに図書館に行きました。これも冬休みに読みたかった一冊でした。

カウンターで予約本をと言うと、二冊届いていますという? 図書館のスタッフが持ってきてくれた本は内村剛介さん*2の本と、今日予約した『カバンのなかの月夜』でした。これで、冬休みの読書本を二冊確保しました。

年末へ向けてのカウントダウンが始まりました。それにしても今日は寒さが和らぎ「ぬるい」陽気でした。

*1:北園克衛さんの詩は「北園克衛.com」でも読むことができます。

*2:内村さんは今年88歳だそうです。カバーに掲載の写真を見る限り、泰然自若としていらっしゃいます。同書の吉本隆明さんのことばではありませんが、<どうか健康であってもらいたいものだ>とは同感です。内村さんについてはまた別な機会に書きたいと思います。