青木正美『古本屋群雄伝』
今日の本の情報は青木正美『古本屋群雄伝』(ちくま文庫)です。新聞広告でも気になっていたのですが、晩鮭亭さんが12/12のブログで同書を紹介していました。
<青木氏は著書が多いのでどの単行本の文庫化かと思ったら『彷書月刊』に連載していた「古本屋畸人伝」をまとめた文庫オリジナルであった。これは買いでしょうね。>
となると、どういう内容か気になります。
<明治から昭和まで古本屋業界をささえた異色人物伝。デビューまえの江戸川乱歩、戦後貸本屋を始めた鎌倉文士なお作家商法の数々。古本の正札販売を初めて導入した岩波茂雄や反町茂雄、斎藤昌三ら文化的業績を残した面々。古書展、目録販売からスーパーでの即売まで、あの、あの手この手のアイディアマンたち。怪しくも魅惑的な多面的業界に生きた男たちを描き出す。>
筑摩書房の同書のコメント。
<東京下町で半世紀にわたり古本屋を営む著者が、文人や趣味人、有名無名の古本屋の先達の姿を追った異色の人物伝。
解説: 田村七痴庵 >
この解説も気になります。晩鮭亭さんの言うように『彷書月刊』に連載したものですから、田村さんの解説は当然でしょう。
こう調べてくると、次は書店に行き、現品を手に取り、はじめの数頁か解説を読み、そして購入となります。
この一連がいつも本を買う時にやっていることです。そして、どんどん本が増えていきます。年末年始休暇に入ったら、まず本の整理をしないと、どうしようもない状態です。