読書ブログから

読書の秋といっても、もう肌寒い。今日は少し寒さが緩んだ一日でしたが、また週半ばから寒くなるという予報です。

ブログを読んでいると、日々新た。変化のない日は一日としてない。そう思います。それだけ情報が更新され、積読本のようになっている状態です。これを読みきることができるか。それはムリとしても、山積する情報をどうしたらいいのか悩みます。

悩んでいても状態は解消されないので、自分のアンテナの感度を頼りに、その中から価値ある情報を選択します。それが私にとって価値ある情報で、相手にとって無価値な情報かもしれません。またその逆の場合もあります。

どちらであれ、そうした選択を通して、必要な情報を得、その情報を活用して、日々生きています。

そんな中で、図書館が変わりつつあるといいます。例えば、exciteのライフプランニングニュース > <読書の秋!図書館を活用して節約しよう>では千代田図書館を取り上げて、

<こちらは、リニューアル後、1年で来館者数は100万人を突破し、人気の図書館として話題になっています。>

といい、「千代田Web図書館」も紹介しています。

また、本よみうり堂> 出版トピックでは<公立図書館、ITで便利に>では、<カード不要 手のひら認証 24時間 ネットで貸し出し><ICタグで蔵書を管理>の図書館を紹介しています。

世界同時不況といわれるなかで、本を「買う」より「借りる」傾向が強くなっていきます。そうなると、図書館が活用されます。こうした新しい方法によって、より一層便利になり、利用者が増えると思います。これからの図書館の進化に期待したい。

最後に今日のブログから気になる一冊を。それは松岡正剛著『白川静―漢字の世界観』(平凡社新書)です。

<これは、今年2月に放映されたNHK知るを楽しむ白川静」の語り手となったセイゴオが、番組用に書き下ろしたテキストをもとにしつつ、大幅な加筆のうえ再編集したもの。白川漢字学の初の入門書としてそのエッセンスを紹介しつつ、近代以降の「東洋学≒日本学」の系譜のなかで、長らく異端とされてきた白川静の思想と方法を、改めて捉えなおすという切り口を際立たせています。>

白川静 漢字の世界観 (平凡社新書 440)