1960年の神保町

昨日神田古本まつりに行ってもらった「神田神保町古書展まっぷ」と「神保町が好きだ!」を読んでいると、1960年の神保町に触れていた神保町ファンのひとりの話が掲載されていました。

<私が神保町に関わったのは、1960年(昭和35年)です。15円の都電(17番)で神保町へ遊びに来るのが唯一の愉しみでした。小宮山書店や田村書店で10円、20円の小説の古本を買って、30円のラーメンを食べて成増の寮に帰るのが青春時代の思い出になっています>

と書いているのは神田百景の作者で神保町応援隊の発起人 下田祐治さん。こんなに時代もあったのだと書き留めたおきたい、まさに「青春時代の思い出」です。天気もよく、盛況だった神田古本まつりも今日で終了です。

新文化」のオンライン情報より(11/4に加筆)

<第18回神保町ブックフェスティバル、(3日間の)「本の得々市」売上げは5400万円>

<出展は全218ブースで、うち出版社160ブース、書店5ブース、商店街20ブース、その他33ブース。「本の得々市」の売上げは、1日目2300万円、 2日目1700万円、3日目1400万円で3日間の合計は5400万円。 なお、出版社ブースの売上げベスト3は、1位早川書房(138万円)、2位大日本絵画(135万円)、3位福音館書店(114万円)。)、3位福音館書店(114万円)>

これは天気が良かったこと。そして、人出も多かったこと。そうしたいい点が重なり、この売上です。昨年対比ではどうだったのでしょうか。気になる所です。