「ヘイ・オン・ワイ」への道

「日経マガジン」って知っていますか。日経新聞が月1回発行しているマガジンで、新聞に差し挟まれています。このデザインと内容がいいのです。発行されて5年ぐらいになるのでしょうか。

そのマガジンに連載されているコラムに石鍋仁美さんの「パノラマ消費考現学」があります。今日配布の10月号で、<「ヘイ・オン・ワイ」への道>と題して、古書店のことを取り上げていました。

読んでみると、世界最大の書店街神保町に対して、東京各地で古書を通しての街おこしが行われているといいます。その例として、「不忍ブックストリート」と「わめぞ」を紹介していました。

しかし、この動きは東京だけでなく、全国各地に拡がりつつあります。今回秋に「不忍ブックストリート」で行われた「一箱古本市」は東京だけでなく、仙台や福岡などにも拡がりつつあります。

確かに街おこしという点もありますが、これは本が好きな人たち=数寄者たちの新しい試みです。<フラットな大衆社会ならではの知の交歓>というよりも「好縁」(「好き」を通してのつながり)づくりだと思います。

また、その他にも、<日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町があったらいいな、から始まった無謀な計画>から、長野県伊那市高遠町に「本の町」づくりが始まっています。この動きもぜひ取り上げてもらいたかった!