ブログからいつくか

[1] 「クリケット日和」を読んでいると、<Lmagazineが休刊だそうである。朝日新聞の夕刊に載っていた>と書いてありました。あのLmagazineといえば、それだけで驚く方もいるでしょう。私もその一人です。

しかし、雑誌が休刊するのは最近はごく当たり前のことです。それしても雑誌の休刊が多過ぎます。それなりの事情が確かにあるのでしょうが、いい企画・編集力ある雑誌であっただけに、ため息ばかり。

[2] 「空想書店 書肆紅屋」から、黒岩比佐子さんの『編集者国木田独歩の時代』(角川選書)が角川財団学芸賞を受賞したことを知りました。早速黒岩さんのブログへ。そこで、黒岩さんの今回の受賞の言葉を読むことができます。

黒岩さんといえば、一箱古本市の常連です。今回の一箱で会うことができませんでした。ブログでは体調が悪く落ち込んでいたといいます。それでは仕方がありません。しかし、今回の受賞で回復に向かうことを願っています。おめでとうございました。

編集者国木田独歩の時代 (角川選書 417)


[3] [2]を書くために、「国木田独歩」をブログで検索したところ、何度かいままでのブログで『編集者国木田独歩の時代』(角川選書)を取り上げていました。同ブログ内の検索をしてみてください。過去のブログ記事を読むことができます。

ブログを読んでいくと、表紙の画像がない箇所がいくつかありました。これはまずいと思い、画像を再度アップしました。どうしたことでしょう。これはまめにチェックし、気づいた箇所を再掲載していく以外ないでしょう。

それをやっていて、気づいたことですが、2/16「本のことあれこれ」で、講談社文芸文庫を取り上げていました。改めてそれを見ると、カバーデザインがいい。そのページには4冊並べてありますが、これが秀逸です。

カバーデザインといえば、ちくまプリマー新書もいい。言うまでもなく、クラフト・エヴィング商會*1のデザインです。統一感のある、洗練されたデザイン。こうした衣装も大事だなと実感します。

また、ちくまプリマー新書が今年創刊3周年といいます。筑摩書房のHPに行き、ちくまプリマー新書を検索すると、「いろんな人のいろんな悩みによく効きます! ちくまプリマー新書の処方箋」というページにリンクします。

なんとここで、プリマー新書のカバーデザインを一気に見ることができます。全体を眺めると壮観です。改めてクラフト・エヴィング商會のデザインを見直しました。

*1:エキサイト・ブックスでクラフト・エヴィング商會のインタビュー「本づくりのアイデアはいろんなところに転がっています」が掲載されていました。関心のある方はお読み下さい。