さて、どれを買おうか

午後、山口昌男『本の狩人―読書年代記』(右文書院)と津野海太郎『おかしな時代』(本の雑誌社)を買いに新宿のジュンク堂に行きました。ブログでも今月買おうと思っていた2冊として取り上げた本です。

山口さんの本は単行本未収録の書評を時系列で編集したものでした。「読書年代記」と副題にありましたので、いままでの山口さんの読書歴が書いてあるのかと思っていましたが、これが私の思い込みでした。さて、と躊躇してしまいました。

いつも本の選択で悩んだ時はパスをすることにしています。今回は買わずに図書館に予約し、読むことに決めました。もう1冊の津野海太郎『おかしな時代』(本の雑誌社)を購入しました。

<そしてサブカルチャーは生まれた。/ アングラ劇団旗あげのかたわら、『新日本文学』で編集を学び、/ 晶文社で雑誌みたいな本を次々を刊行し、黒テントをかついで日本縦断のはて、/ まぼろしの雑誌『ワンダーランド』を創刊! 60年代安保から東京オリンピック、/ そして70年前後の大学紛争まで、若者の文化が台頭した「おかしな時代」を / 回想するサブカルチャー創世記。>

これは晶文社のことも、黒テントのことも、ワンダーランドのことも書かれていて面白そうです。なにより、「あとがき」がある。この本への思いが書かれていました。津野の本は今週の必読本です。

おかしな時代