この2冊は買いたい
今日は本当に爽やかな気持ちのいい。陽射しは少し強かったのですが、久しぶりに晴れやかな一日になりました。こうした日が続けば、古本市も大盛況のはずなのですが、天候は望み通りになるわけではありません。
もし人が天候をコントロールできたら、どうでしょう。誰かが天候を制御し、すべてが作為的になり、日常が管理されることになります。そうすると、突然の雨で雨宿りしていた二人のストーリーは生まれなくなります。
人が人を完全にコントロールできないように、人が自然をすべてコントロールできません。自然は自然のままで、何が起きるかわからないことが日々変化を与え、のっぺらぼうな日常をメリハリのある一日にします。
天気予報も100%の予測はできません。晴れていても雨になる時もありますし、雨が降っていても晴れる時もあります。天候に一喜一憂することも、一日の句読点であり、生活のリズムにアクセントをつけることになります。
今日のブログめぐりから、ノーマークの一冊を紹介します。掲載していたブログは10/3の「東川端参丁目の備忘録」。その一冊は津野海太郎『おかしな時代』(本の雑誌社)です。
内容は、
<『ワンダーランド』と黒テントへの日々。1973年、伝説の雑誌「ワンダーランド」創刊。植草甚一、平野甲賀、片岡義男、小林信彦、岸田森、悠木千帆、唐十郎、長田弘……<若者文化>が「生まれ」た。日本のサブカルチャーを誕生させた編集者が綴る、始まりの、話。>
といいます。
名だたる方々が登場し、<『ワンダーランド』と黒テントへの日々>を回顧することになるのでしょうが、定価2940円。10月にもう一冊買おうとしている、山口昌男『本の狩人―読書年代記』(右文書院)定価3990円を加えると、何と6930円!となります。
それでも、なんとか、この2冊は買いたい、と思っています。