本・本・本

今日はまず10月新刊気になる2冊追加しておきます。

  • 堀江敏幸 『子午線を求めて』 講談社文庫
    <忘れられた“時”の境界を巡る冒険譚。“郊外”と闇が織りなす灰色の氷野。“裏切り”だけがもつ愛の強度―。注目の最新散文集。>

特に田中さんの『カムイ伝講義』は白土三平の『カムイ伝』を「江戸学」の視点でどう講義するのかが注目です。コミックと江戸学の関係は何なのでしょう。

次に先日気になる一冊として取り上げた本。

岡崎武志さんが9/24「okatakeの日記」でこう書いていました。

<右文書院から、山口昌男『本の狩人 読書年代記』が届きました。昭和34年から現在まで、単行本未収録の書評と読書エッセイを収める500ページ近い本。年代順に収めてあるのがミソで、各年の最初に、どんなことがあったか、略年譜で記してある。ちょうどぼくが生まれたころから、ぼくの年齢ぐらいまで、山口さんは書評の仕事をしてきたんだ。その長さがそのまま一冊になったような本だ。>

この本の写真が掲載されていますので、クリックして見てください。少し分厚そうな本ですが、内容充実の一冊、のようです。

「単行本未収録」と言えば、昨日開高健著『一言半句の戦場 -もっと、書いた!もっと、しゃべった!』(集英社)の590ページを読了しました。

長い時間かかりましたが、その内容は開高さんの未収録のエッセイ、対談だけでなく、写真も、年譜も、参考文献もあり、開高健さんのもうひとつの集大成ということになるのでしょうか。

それにしても42.195kmを走った感じです。