金曜日の古本屋めぐり

水曜日は古本屋めぐりだったのですが、今週はそれができず、今日急ぎ足で古本屋めぐりをしました。じっくりと一巡しないと、アタリが少なくなります。とはいえハズレばかりではないのですが。

古本屋めぐりにはゆったりとした時間と心のゆとりが必要です。そうは思っているのですが、これがままならず、ひと通り店頭を流すことになります。それでも何冊かを選び、棚の古本が「私の古本」になるから不思議です。

今日の私の古本

面白そうなのは篠沢秀夫さんの『フランス三昧』。篠沢さんの「フランス学」の集大成といいます。フランスといえば、鹿島茂さん。鹿島さんの『フランス歳時記』(中公新書)も探しましたが、これがなく、買うことが出来ませんでした。

また、福田恒存さんの『人間・この劇的なるもの』は学生時代に線引きしながら何度か読んだ文庫です。かつての読んだ裸本はどこに? 積読本の山の中か。改版ということで購入。

解説は坪内祐三さん。坪内さんにとってこの本は<私にとっての「青春の一冊」>だといいます。

人間・この劇的なるもの 改版 (新潮文庫 ふ 37-2)


さて、3連休です。まずは9月16日(火)から神保町のブック・ダイバーで行われる「ふるぽん秘境めぐり」の準備と納品をしなければなります。それが終わると、10月12日(日)には「一箱古本市」があります。お楽しみはこれからです。