書店からモダンガールまで
今日はまず明林堂が経営破たんし、民事再生の手続きに入ったことを「出版ニュース」で知りました。行ったことのない書店なのですが、こうしたことに改めてびっくりするほどでもなくなったことに驚いています。
それにしても、書店のいい話をしばらく聞いていません。それほどまでに、書店がきびしい状況だということでしょう。ニュースにはならない街の書店がいつの間にか人知れず消えているのかもしれません。
「BOOKアサヒコム」より、ねじめ正一さんの『荒地の恋』(文芸春秋)が第3回中央公論文芸賞(中央公論新社主催)を受賞しました。おめでとうございます。この本についてはこのブログでも取り上げました。いい本です。
「本よみうり堂」の「この夏読んだ感動の1冊」(もう夏も終わり? もう一度暑くなるような気がするのですが、油断大敵)を見ると、あまりピンとこない本が並んでいました。それぞれ感動する本が違う。これは当たり前。それにしても。
最後の一冊に森まゆみさんの『断髪のモダンガール』がありました。これは面白そうな予感。副題は42人の大正快女伝です。
森さんは明治、大正、昭和の「快女伝」を書いてきました。「大正快女伝」もあったと思ったのですが、それが実は『大正美人伝』でした。そこで、今回の『断髪のモダンガール』となったのか。この一冊だけメモしました。