いつものおじさんが

ブログを書かない日がまた。いつもの多忙な日々に逆戻りか。残念ながら、致し方なし。とはいえ、けじめは大事と、仕事にケリをつけ、夜「ブ」に立ち寄りました。また、あのいつものおじさんがいました。

このおじさんとは何度か「ブ」で会い、狭い通路でもよくすれ違います。必ずカゴを持ち、そこに棚から引き出した本を投げ入れていくのを見ていると、本を本として扱ってくれといいたくなるほどです。

いつも携帯を片手に本の金額をチェックしているので、一ヵ所での時間が長く、私が往復する間、その場所を動きません。こういう本の買い方もあったいいのですが、私にはできません。

そんなおじさんの通路を通り、文庫から新書、そして単行本といつものコースを流しました。一軒の「ブ」にいる滞在時間は規模にもよりますが、30分から1時間ぐらいでしょうか。

そう携帯でなく自分の眼力を信じて、本を棚から抜き、購入します。アタリの日もあれば、ハズレの日もあります。こうした宝探しはひとつの愉しみですから、やはりまた行ってしまいます。

【今日の購入本】

今日はハズレの日ですが、藤原さんの『メメント・モリ』は見つけると必ず買う本で、著書の中でも好きな一冊です。

<ちょっとそこのあんた、顔がないですよ>(同書より)

メメント・モリ