黒岩比佐子さんの新刊紹介と「最後の一冊」

今日もまた本を読むというよりブログめぐりがやっとという現状。この状態を少しでも変えたいのですが、どうもそういうわけにはいかないようで。ここしばらくはどうにかしのぐしかありません。

ということで、ブログからの情報。

先に取り上げた、むのたけじ(聞き手)黒岩比佐子『戦争絶滅へ、人間復活へ――93歳・ジャーナリストの発言』(岩波新書)の紹介が「古書の森日記 by Hisako」に掲載されていました。この新書の発売は7月18日(金)といいます。

むのたけじさんの本は書棚のどこかにあったような気がしたのですが、それが見つからない。相当前のことなので、探すのにもまた時間がかかりそうです。しかし、確かに読んだという記憶は残っています。

詞集 たいまつ


また同ブログを読んでいると、来月黒岩さんの本が文春新書から出版されるという記載もあり。こちらも愉しみです。

そういえば、黒岩さんが「岩波文庫 読書のすすめ 第12集」に「人生最後の1冊」を書いていました。自分の読書歴を書きながら、人生最後の1冊について書き、最後にこう結んでいます。

<そして、いよいよあと一日しか生きられない状況になったとき、どの本を最後の一冊にすべきか・・・・・。考えてみるとこれは大問題だ。最後の一冊の最終頁を読み終えて、満ち足りた思いでこの世に別れを告げる。私にはそれが最高に幸福な人生だと思える。ほかに何も望みはないが、墓碑銘にこんなふうに彫ってもらえたらうれしい。                「本を愛し、臨終の瞬間まで本をはなさなかった」と。>

しかし、この「最後の一冊」が何なのかは書かれていません。まだそれを決めるには早すぎるのかもしれませんが、それが知りたい。では、自分の「最後の一冊」はと聞かれても、今は答えに窮します。やはり。