納得の一冊

今週も仕事に忙殺され、古本屋めぐりをする余裕さえありませんでした。一段落したわけではないのですが、久しぶりに古本屋めぐりをしました。

結果は×。何か理由があるわけではないのですが、たまたまそうだった、という一日でした。こういうときもある。あまり落胆ぜず、次回を愉しみに。

とはいえ、倒れてもただで起きるな、と次の本を購入しました。それでも納得の1冊がないので、どうもすっきりしない。ま、いいか、と独り言。

最後の本は岩波書店の「叢書文化の現在」の10番目の本。執筆者は次の通りです。いいラインナップです。

世界設計としてのタイポグラフィ・・・・・小野二郎
隠喩と諷喩と書物・・・・・佐藤信夫
書物の形而下学と形而上学・・・・・清水徹
商品としての教養・・・・・筒井康隆
もうひとつの世界 場の創造・・・・・津村喬
インコと化した書物 本をめぐって・・・・・鶴見俊輔
書物になった男 忘却か、解読か・・・・・寺山修司
書物という名の劇場・・・・・(媒介者)山口昌男

津村喬さんは今どうしているのでしょうか。その他の方々の動向はある程度わかるのですが。

本を買うときにいつも思うことは、納得の1冊があるかどうか。この一点にかかっています。

また明日は敗者復活戦に。いや、明日はゆっくり休みます。

ニッポン―ヨーロッパ人の眼で見た (講談社学術文庫)     日本文化私観―ヨーロッパ人の眼で見た (講談社学術文庫 (1048))