ブックフェアと新刊のこと

6/26のブログ「書店員の話」を読んで、7/10〜13にかけて行われる東京国際ブックフェアのことを思い出しました。世界中から本好きが集まるビックイベント、世界最大の本の祭典といわれています。今年はどうしようか思案中です。

同日の「yomunelの日記」では、堀江敏幸さんの文庫のことと岡崎武志山本善行『新・文學入門』(工作舎)のことが書いてありました。

堀江さんの本も文庫になり、本好きにとっては朗報です。今月は『回送電車』(中公文庫)が文庫になりましたので、その続編をきるだけ早く文庫化してもらいたい。*1

いつか王子駅で (新潮文庫)     雪沼とその周辺 (新潮文庫 ほ 16-2)

熊の敷石 (講談社文庫)     回送電車 (中公文庫 ほ 16-1)


もう1冊、いま話題の『新・文學入門』についても、岡崎武志山本善行のお二人を「文庫界のおすぎとピーコ」といい、次のように書いています。

<「古本屋で探したい文庫リスト」を眺めていると、すぐにでも古本屋めぐりをしたくなってムズムズして困る。ただでさえ長い、心のなかの欲しい本リストがナイル川ぐらいに長くなってしまう。「気まぐれ日本文學全集」全60巻構想もたのしい。ついガツガツ読みいそいでしまうのをガマンして、30回噛みながらわざとゆっくり読む。あせっちゃダメよとブレーキをかけながら読む本は、自分にとってはいつも、よい本だ>

まさに「30回噛みながらわざとゆっくり読む」だといいます。スローリーディングか遅読のすすめ。やはり今日は書店に立ち寄り、まず手にとってみたい1冊です。いつもながら、yomunelさんの文はいい。

*1:堀江さんの文庫の画像を掲載しました。これを見て、文庫の帯はいらないと思います。帯付きのほうが高値がつく? でも堀江さんの本のデザインはシンプルですっきりしているので、それを見せたほうがいい。新潮文庫の『河岸忘日抄』は画像がないので掲載しませんでした。