線引と改題 - 四谷書房日録

今日は古本屋で次の文庫2冊を拾いました。あまり店頭で見ない本なので、一応購入しておきました。今年の「一箱古本市」で文庫が売れたせいか、最近は単行本だけでなく、文庫も気にするようになりました。

この2冊買ってきてから、ページチェックをすると、『風と毒舌』の唐さん自身の年譜に線引きを発見しました。いい本を見つけたと思ったのに、内心少々落胆しました。

また『悪女伝説の秘密』は田中さんの本が文庫で出ていたので、即購入しました。これはめずらしいので・・・こう思うことが大きな誤りでした・・・一応確保しておこうという思いからです。

自宅で各ページを線引き等がないかどうか、確認をしました。本文には問題なかったのですが、この文庫の紹介で、次の箇所を見つけました。

＜本書は一九九二年六月、紀伊國屋書店より刊行された『＜悪女＞論』を改題し、文庫化したものです＞

この単行本は持っているので、この文庫を買う必要はなかった。これも店頭で文庫のページをチェックすれば済むことです。これからは店頭であっても、ひと通り内容を確認することが必要だと思いました。