一箱古本市2日目終了

今日は朝から雨でした。一箱古本市もこの雨のなか雨天決行。まずは鉄則通り、目的の店また本へ一番乗りなのですが、11時オープンと同時にオ-ヨヨ書林に行くと、すでに5〜6人のお客様がいて、本を見ていました。上には上がいるのです。

ここには一箱古本市1日目に来てもらった書肆紅屋さんの箱があり、まずここからスタートしました。この雨、どうにかならないのか、と独り言。紅屋さんがちょうどレジ担当していました。忙しい中挨拶をしました。もうすでに紅屋さんの箱から2冊抜いていました。

紅屋さんと天候のことなど話をしていると、補充本の話になり、それを見せてもらいました。欲しい本が何冊かあってのですが、スタートから買いすぎは? と思い、一冊だけ追加しました。別の箱からも一冊いただき、レジの紅屋さんに。一冊サービスしていただき、ありがとうございました。

わが荷風 (講談社文芸文庫)     目白雑録〈2〉―ひびのあれこれ


紅屋さんの本はグラシン紙で丁寧に包み、並べられていました。それを見ただけでも本当に本好きなんだと思いました。それほど高い値付けをしているわけではないのに。

次に、雨が降る中を昨年お世話になった根津協会へ。教会前に出店した時は机と椅子を貸してくれたり、なにかと協力的でした。今回雨で、協会の中で展示していました。1日目に購入いただいたあずき・きんときさんから一冊購入しました。

往来堂書店前には、北方人さん、肌色文庫さんなどの箱があり、さすがにいい本を並べていました。特に肌色文庫さんは中公文庫に絞り、陳列していました。肌色文庫さんはいつも何かをテーマに出品します。今回はこれでしたか。

まだ雨やまず。ギャラリーKINGYOを廻り、古書ほうろうへ。いつもは店先に一箱を並べるのですが、雨のために店内に。店内に入ろうとすると、南陀楼さんに会い、挨拶をしました。古書・思いの外から一冊購入しました。この箱はちょっと気になる品揃えでした。

まぼろしの大阪


それからファーブル昆虫館、旧安田楠雄邸へ。ファーブル昆虫館では岡崎武志堂を見に行きましたが、岡崎さんが不在でした。また旧安田楠雄邸のモンガ堂さんの箱も見せてもらいました。Sで買っている本は今回出品なし?

最後に映画保存協会。どこにあるのか、わからず、道を行きつ戻りつしながら、ようやく辿りつくと、公園一角にある土蔵のような建物が協会でした。中は薄暗く、どうにか展示しているといったところ。ここでは新潮社yomyom古書部の箱を見ました。

何と『野坂昭如エッセイ・コレクション1・2・3』を出品、それが3冊で300円!!! これにはいささか参りましたが、即購入。こうした掘出し物もあるのです。

野坂昭如エッセイ・コレクション1 (ちくま文庫)  野坂昭如エッセイ・コレクション2 (ちくま文庫)  野坂昭如エッセイ・コレクション3 ポルノグラフィー (全3巻) (ちくま文庫)


ずっと歩き続けで、少々しんどくなり、千駄木から自宅に帰ってきました。まだ雨が降り続いていました。

自宅で休憩をし、肌色文庫さんからもらったチラシを持って、外市へ。(この話は次回書くことにします)ちょうど4時ぐらいに雨も上がり、一箱古本市が終了しました。古本市の終わりに晴れるとは何とも皮肉なものです。お疲れ様でした。