古本屋めぐり−荻窪
水曜日は古本の日と勝手に決めています。週の中日ですので、気分転換を兼ねて、あちこちに出没しています。今日はまた荻窪へ。いつものコースを一巡しました。
昨日早川光さんの『東京名物』(新潮文庫)を読了しましたので、今日の携帯本は昨日購入の川本三郎さんの『向田邦子と昭和の東京』(新潮新書)。荻窪までの行き帰りにこれまた読んでしまいました。
先読みした『東京名物』も面白かった。先に単行本で読んでいたので、再読になるのですが、一読した時とはまた違う発見がありました。
例えば、「ぽち袋」。これは心づけのためのご祝儀袋です。心づけという言葉もいいのですが、袋の呼び名を初めて知りました。日本にはかつて「美しい風習」があったのです。
この文庫は単行本の内容に「縁起物編」を加えた構成になっています。また名物紹介のお店の地図を掲載し、索引まで付いています。なんとも丁寧な本づくりをしています。雑駁な本の多い中で。
[今日の購入本]
- 広津和郎『年月のあしおと(上)』(講談社文芸文庫)
- 向田邦子『霊長類ヒト科動物図鑑』(文春文庫)
- 和田誠 『銀座トキドキの日々』(文春文庫)
- 熊谷真菜『たこやき』(講談社文庫)
- 茂木健一郎『思考の補助線』(ちくま新書)
- 井波律子『酒池肉林』(講談社現代新書)
- 大橋健三郎『フォークナー』(中公新書)
あと、単行本を3冊。
向田さんの文庫は丁度携帯した『向田邦子と昭和の東京』を読み、急に読みたくなりました。運良く一冊を入手できましたので、購入しました。(おそらくダブリ、でもいいか) 他に『たこやき』が未読ですが、面白そうです。たこやきができるまでの話が書かれています。
そろそろ「一箱古本市」の準備を始めようと思います。