まだ桜散らず・・・・・

昨日のブログで「晴れ、風強し、桜まだ散らず」と書きました。今日の朝日新聞の朝刊を読んでいて、天声人語の一文が印象的でした。それはチャップリンを取り上げながら、最後に次のように結んでいます。

靖国の桜はきのうも満開だった。北風に花びらが舞うが、多くは揺れる枝にしがみついている。花見のマイ所の木々らしく、週末まで散るまいという意地なのか。風には負けてはならない時がある。>

この最後の「風には負けてはならない時がある」が実にいい。昨日の外山さんのように、いいメッセージです。この天声人語はもうひとつの「新社会人へのメッセージ」になっているように思います。

風に吹かれるままでなく、時には風に、どんな風にも負けてはならない時がある気がします。安易に妥協するのでなく、強固に主張するのでもなく ・・・ ある作家はそれを「漂えど、沈まず」といいました。

我々は桜を見て、何を思うのでしょう。新聞のコラムにも考えるヒントがあるのです。この言葉に励まされ、その時のためにしっかりと準備をしておこう、という気持になりました。