積読本の中から

今日は夕方から雨になりました。一雨ごとに春が来る。もう3月もあと10日余りです。夜、4月の古本市のために本の整理をしました。積読本の中から、いままで忘れていた本が何冊も出てきました。あっ、この本持っていたんだ、と独り言。

例えば。先に紹介しました、野口冨士男『私のなかの東京』(中公文庫)、吉田健一『金沢│酒宴』(講談社文芸文庫)、谷沢永一『読書の悦楽』(PHP文庫)、それから正宗白鳥『読書雑記』(角川文庫)など。

『私のなかの東京』の解説は川本三郎さんが書いています。また正宗白鳥『読書雑記』は古い。初版が昭和29年に、手元の文庫は昭和32年に3版発行のもの。「ブ」ですと、明らかに廃棄本?ですか。

平積みの積読本、これがはよくありません。まずタイトルが見えません。次に、15冊以上積みあげると、ぐらぐらし始め、探すときに本崩れることがあります。スペースがあったら、本棚にきちんと並べる方がいいことは言うまでもありません。

さて、今回の古本市のテーマは? いま思案中です。商品ラインか価格か。今回は初めて文庫と新書を出品しようか。本を整理しながら、考えています。だ決め手がない。そう先送りができないので、今月中には決めたいと思っています。

金沢;酒宴 (講談社文芸文庫)     読書の悦楽