いい本との出会い

今日は家にいるより外に行くほうがいい、なんとなくうきうきする一日でした。だからというわけではないのですが、久しぶりに荻窪、阿佐ヶ谷、新宿と古本屋めぐりをしました。これといった本はなく、それでも4月の古本市用に何冊か購入してきました。

3月は4月入学・入社で、人が動き、本も動く時期です。意外にまだその影響を表れていませんが、いままでにない本が店頭にあったり、新しい本が特価であったり、少しずつ変化が出ているのかもしれません。

今日仕入れてきた本は当日のお楽しみとしておきます。あまり手の内を明かすと、面白くありません。どうにか自分の納得のいくラインナップを、と四苦八苦しているのが現状です。

そんな中で、どうにかこれはという本が見つかるもので、一冊でもそういう本があれば、もう満足なのです。それがなければ、八つ当たり。本好きは実に単純なのです。では、その本は次の2冊です。

  • 松岡正剛 『孤客記 背中のない日本』(作品社)
    マネージメントからイメージメントへ 見えない日本の行方を求める羅針盤 『エコミスト』巻頭言集成 平成の方丈記(帯より)
  • 長谷川元吉 『父・長谷川四郎の謎』(草思社)
    興安嶺の山すそに父の秘密は眠っていた 従軍とシベリア抑留体験をもとに味わい深い佳篇を著した作家のミステリアスな内奥に迫る(帯より) ※草思社もいい本を出していたのに、残念。

何もしないとこうした出会いもありません。古本屋をめぐる中で、 本と目が合う。そんな出会いを期待しながら、古本屋めぐりを続けています。

    父・長谷川四郎の謎
→四谷書房