雨の夜は読書

一日中雨でした。夜遅く小降りになり、止みました。今日は積んであった坂崎重盛さんの『東京読書』を読み始めています。これは面白い。久しぶりに一気読みするかもしれません。やはり、雨の夜は読書、でしょう。

前から東京本に関心があり、かなり集めています。京都も大阪も名古屋も福岡もあるのですが、私にとっての東京は他とは比べものにならないくらいに、衝撃的な街でした。まだまだこの街との付き合いは続きます。

新古書店等で川本三郎さんの文庫を見つけるのがむずかしいのですが、発見したのが『ちょっとそこまで』(講談社文庫)。これも東京本の一種で、小旅行記、温泉紀行、下町散策、異邦の旅、旅の贅沢という章立てでエッセイを書いています。(東京については「下町散策」を参照下さい)


カバー装画は安西水丸さん、解説は池内紀さんです。安西さんの軽いタッチのイラストと池内さんの軽妙な解説「川本三郎流人生旅行」が付記されています。単行本が文庫化される場合、解説者が誰かということが購入の大きなポイントです。

坂崎さんの本の次はこの一冊を読もうと思います。このほかに『私の東京町歩き』(ちくま文庫)『東京残影』(河出文庫)などの東京本もあります。川本さんの東京に関する本は確実に東京本の一角を占めるでしょう。

私の東京町歩き (ちくま文庫)     東京残影
四谷書房へ