本棚と書斎のこと

<本棚は人の履歴書である>とは『東大教師が新入生にすすめる本』(文春新書)の「まえがき」で、船曳建夫教授が書いている言葉です。確かに、本棚を見れば、その人がわかるとも言われています。

最近本棚に関する本が出版されました。「私の書斎」風の企画で、新進作家からクリエーターといわれる人まで幅広く扱っています。本を書店で見ましたが、書斎や本棚の写真だけでも十分愉しい内容です。

人はどうして自分以外の人の本棚と本が気になるのでしょう。本棚だけでなく、その人の書斎までも、ひいては家までも。それは見えないものを見る快感か。自分のものとの比較か。その人への憧憬か。

何かを創る知的生産の場としての書斎、何か創るための資料としての本、生産活動を促進する文房具など。誰の書斎でも、それは創造の現場として刺激的で、本棚はいつも想像力をかきたてます。

その本は次の2冊。

本棚     書斎の達人