思い切って買ってしまいました
今日は天気もよく、古本屋めぐりには最適な一日でした。こんなにゆっくり歩いてみたのは久しぶり。何かと慌ただしさが続き、落ち着いて、棚を見ることができませんでした。今日は勢い込んで行ったのですが、どうも初めの一歩が踏み出せない。
そこで、岡崎武志さんが言っていたように、まず一冊を。そこからひとつ勢いがつき、次から次へと、棚に手が伸びました。何事も初めの一歩を思い切って踏み出すことが大事です。躊躇していても、何も始まりません。
今日の購入本
- 小林信彦『地獄の読書録』(集英社文庫)
- 小林信彦『地獄の映画館』(集英社文庫)
- 田辺茂一『わが町・新宿』(サンケイ出版)
- 庄野潤三『散歩道から』(講談社)
- 工藤美代子『工藤写真館の昭和』(朝日新聞社)
- 田村隆一『詩人からの伝言』(メディア・ファクトリー)
- 斎藤美奈子『妊娠小説』(筑摩書房)
- 斎藤美奈子『あほらし屋の鐘が鳴る』(朝日新聞社)
- 串田孫一『考える遊び』(筑摩書房)
- 穂村弘 『現実入門』(光文社)
- 今福龍太『フットボールの新世紀』(廣済堂出版)
- 吉田浩美『ア・ピース・オブ・ケーキ』(筑摩書房)
いつも本を入れるための袋を持っていくのですが、それにも納まらずに、もう一つの紙袋に入れて持ち帰りました。その他にも文庫・新書を加えると、15冊。やはり少し買いすぎたと反省。それにしても重かった。
小林本は単行本だけでなく、文庫も集めていますが、『地獄の読書録』はちくま文庫とダブリますが、購入しました。同文庫の『地獄の観光船』があれば、「地獄の」が3冊揃うのですが、かないませんでした。
また、自分のテーマとして東京という街に関心があります。中でも新宿がいままで一番長く付き合っている町なので、田辺茂一さんの『わが町・新宿』は読んでみたい一冊でした。
あとは、思いつくまま、最後の今福龍太さんの『フットボールの新世紀』と吉田浩美さんの『ア・ピース・オブ・ケーキ』もなかなか。特に、後者は「ブ」の200円本なのですが、非常に丁寧な本づくりをしています。
クラフト・エヴィング商會の作品=本を見て、いつも感じるのは本当に本が好きだということ。また、自分たちの納得の行く本づくりをめざしているように思います。本への愛着が明らかにちがいます。
今日は思い切って買ってしまいました。 さて、どれから読みましょうか。