今日はブログめぐり

まずは「空想書店 書肆紅屋」のブログから。この空想書店も書肆紅屋も、なんとなくいい感じの呼称です。来年は一箱、外市でも出店されるのでは・・・。そうあってほしいと思っています。

その紅屋さんが12/26「京王百貨店新宿店古書市」のことを書いていました。その中の購入本がシブイのです。例えば、永井龍男『一業一人伝 菊池寛』(時事通信社)300円。これは本当に掘り出し物ではないですか。

今年最後の百貨店の古書市も、所用があり、紅屋さんのように、思いがけず永井龍男、というわけにはいきません。今年はここが最後と思っていたので、残念です。

それでもまた年明け、松屋松坂屋古書市が続きます。そこには行けると思いますので、今回は忍の一字です。来年もいい本と出会えることを願っています。

また。

昨日、川上弘美さんの今年の3点を紹介しましたが、川上さんも、この年末にかけて文庫と単行本を出版しています。川上さんは当初寡作の人といわれていましたが、最近はそうでもないようです。

最新刊の単行本は『ほかに踊りを知らない−東京日記2』(平凡社)と少し前の『大好きな本−川上弘美書評集』の2冊。『東京日記』は「東京人」に連載されていたもの。毎号愉しみに、読んでいました。

この2冊に加えて、東京日記の1に当たる『 東京日記卵一個ぶんのお祝い。』も併せて読みたいものです。これらの本がまた積読本になる可能性は高いのですが、できるだけ時間をつくり、本を読むようにしています。

東京日記 卵一個ぶんのお祝い。      東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))